同じ顔が各局に…仕込みインタビューで視聴者欺く民放TV
バラエティーでは街頭インタビューの仕込みは常識だ。視聴者が発見するのではなく、素人本人が明かすケースがある。
<今日、バラエティーのインタビューのバイトに行ってきた。カットされたらヤだな~>
などとツイートする若者は、所属するエキストラの事務所から「ツイート厳禁」とは言われていないようだし、若い世代はテレビの街頭インタビューなんて仕込みが当たり前と考えているのだ。
番組に都合よいコメントをしてくれる通行人をつかまえるまでスタッフは何十人にも声をかけるが、90年代からはうまくいかないとADを通行人に見立てた。やがてエスカレートし、ハナから嘘のコメントを言わせるエキストラを仕込むようになってきた。
しかし、昔あった「ラーマ奥様インタビュー」などCMでのミエミエの演出ではなく、バラエティーでは視聴者は“仕込み”を信じてしまう。ましてニュースまでそうなったら……。
タレントの薬物問題ならまだマシだが、ニュースまで局側の思惑通りのインタビューを流し、視聴者をだますと思うと恐ろしくなる。