パドレスの秘密兵器はリハビリ中のダルビッシュ…宿敵ドジャース戦の8月に向けじっくり調整
ナ・リーグ西地区首位を走るパドレスが日本時間16日のカブス戦で延長戦の末、連勝が5でストップ。カブス先発の今永昇太(31)を攻略しながら、延長十回に松井裕樹(29)が決勝打を浴び、今季12試合目にして本拠地ペトコパーク初黒星を喫した。
球団の経営権を巡ってオーナー一家による法廷闘争が勃発、泥沼のお家騒動で満足な補強をできなかったパドレスがまさかの開幕ダッシュに成功。ダルビッシュ有(38)、ナックルボーラーのウォルドロンと先発投手2人が開幕から負傷者リスト入りして、不安視された投手陣は、メッツ(2.34)に次ぐメジャー2位のチーム防御率2.59と安定したパフォーマンスを披露している。
プレラーGM、シルト監督ともダルの復帰時期について明らかにしていないものの、地元メディアなどの報道によれば、オールスター(現地時間7月15日=アトランタ)明けを予定。エース格のシース(1勝1敗)、キング(3勝0敗)の両右腕の他、バスケス(1勝1敗)、ハート(2勝0敗)、ピベッタ(2勝1敗)と現状の5人が機能していることから、パ軍は復帰を焦らない方針だ。