萩尾みどりさん憧れる「岸恵子」 契機はメーク室での“助け舟”

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 昨年デビュー40周年を迎え、女優のほかに最近では旅番組のリポーターや環境問題の講演会講師として活躍中の萩尾みどりさん(61)。新人時代から尊敬の念を抱いてやまないのがこの人だ――。

 第一印象で相手の見方が決まることがよくあると思いますが、私にとって岸恵子さん(82)との出会いは、まさにそれですね。あれは1977年の秋のこと。翌年2月に公開された東宝映画「女王蜂」の撮影の初日でした。

 この作品は横溝正史原作、主演は石坂浩二さん、ヒロインが中井貴恵さん、そして、脇を岸恵子さん、高峰三枝子さん、司葉子さんといった当時の日本映画界を代表する大女優が固め、市川崑監督がメガホンを取りました。テレビドラマ中心だった私にとっても、メジャー映画に初出演できた思い出深い作品です。

 成城の東宝スタジオの化粧室に、早朝7時入りと言われ、私は6時50分にはドアの前に立っていました。新人らしく元気よくドアを開けて、「おはようございます!」と挨拶。ところがその途端、こちらがビックリするような大きな声で、怒られてしまいました。

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