ノルディック複合団体「金」三ケ田礼一さん 今は岩手県職員に
ウインタースポーツ真っ盛りだが、80年代から90年代にかけ日本がめっぽう強い種目があった。ノルディック複合だ。きょう登場の三ケ田礼一さん(48)は92年のアルベールビル五輪団体で荻原健司、河野孝典とともに団体金メダルを獲得した。今どうしているのか――。
■リクルートから子会社から07年に中途採用
「東京からですか? わざわざご苦労さまです」
JR盛岡駅からクルマで15分。県営運動公園そばにある岩手県体育協会を訪ねると、三ケ田さんが事務所から現れた。名刺には「岩手県教育委員会事務局スポーツ健康課主任主査」と「第71回国民体育大会強化委員会事務局 競技向上担当企画課長補佐」とある。
「アルベールビルはリクルート入社3年目で、その後、94年4月に子会社の安比総合開発(現・岩手ホテル&リゾート)に転籍し、07年4月、中途採用試験を経て岩手県職員になりました。主任主査は一般企業では係長クラスでしょうか」
金メダリストだけに優遇措置が?