鬼平犯科帳で"賄い方"演じた沼田爆さん 「普段は食に無頓着」
番組終了後、「吉右衛門さんの招待で祇園の料亭で打ち上げをした」ことも思い出のひとつだそうだ。
■テレビ初出演は「おかあさんといっしょ」
さて、沼田さんは劇団四季を経て、25歳の時にテレビの世界に。子ども向け番組からドラマまで幅広い活動をしてきた。
「細かいことはもう忘れましたが、テレビでの最初の仕事はNHKの『おかあさんといっしょ』って番組だったかと。それから民放の子ども番組に出たりしているうちに再びNHKから声がかかり、朝ドラの『いちばん星』、続いて『早筆右三郎』という時代劇に出演。これがボクの時代劇デビューでした。その後は大河ドラマにも何本か出してもらいましたね」
ワイドショーのリポーターも経験している。
「フジの『小川宏ショー』でした。番組終了前の5年ほどですから、70年代後半から80年代にかけてです。口ひげをたくわえ、事件や事故などの社会ネタを追っかけていました」
リポーターの後は俳優活動を再開し、鬼平はじめ数多くのドラマに出演。最近も「終の棲家」(NHK-BS)などで活躍している。