「ケチで有名になるくらい倹約」していた俳優・山谷初男は今

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 善良そのものの中年男から、ひとクセもふたクセもあるワルまで幅広い演技力が評価された山谷初男さん(81)。故寺山修司の天井桟敷や蜷川幸雄、美輪明宏演出の舞台に数多く出演し、また、秋田県出身、東北弁を交えた素朴なしゃべりで聞く人を魅了した。しかし、最近は見る機会が減った。今どうしているのか。

「去年、(高倉)健さん、(菅原)文太さんが相次いで亡くなったのはショックだったね。あの人たちは若い頃からとっても忙しかった。その疲れが今になってドッと出たんだな。オレも同世代だけど、その点、自分は昔、そんなに忙しくなかったし、今もこうして歌えるくらい元気だよ。ただ、相変わらず仕事はあんまりない。ケチで有名になるくらい倹約して、ギャンブルも女遊びもしなかった。だから、どうにかやっていけるのさ」

 JR国立駅南口に近いライブハウス「はっぽん」で会った山谷さん、こういって苦笑した。

「歌手活動? そんなたいそうなもんではないよ。1年に1、2回、ここで歌い、秋田のイベントや都内でライブする歌手のゲストに呼ばれる程度。まったく趣味の域を出ないね。レパートリーは40曲はあるだろうか」

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