元「ネーネーズ」古謝美佐子さん 新グループ結成で反戦ソング
新アルバムは全13曲。ゆったりした島唄がメーンだが、「南洋数え唄」や新曲「1945の春」など戦争をテーマにした曲も入っている。
「安倍首相は日本を“戦争をする国”にするべく、突っ走ってるかのようです。それと、翁長知事は選挙で選ばれた。つまり、知事が主張する“辺野古埋め立て反対”は沖縄県の民意にもかかわらず、政府は辺野古の奇麗なサンゴの海を破壊してまで基地建設を強行しようとしてる。これからの世代が安心して暮らすため、豊かな自然とともに文化や伝統、芸能を残していくのはワタシたちの義務なんです。だからこそ、戦争反対、基地反対の意思表示は続けていかなければなりません」
■「今後は内地でも積極的に歌っていくつもり」
さて、地元の読谷高校卒業後、音楽関係の仕事に就いていた古謝さんは、80年代後半から坂本龍一のレコーディングメンバーになり、ワールドツアーにも同行。90年、女性ボーカルグループ「ネーネーズ」を結成した。
「『ネーネー』はお姉さんに当たる沖縄方言。それに英語の複数形の『ズ』を付けました」