「シンデレラ」に絶賛の声 ディズニーの恐れ入ったる商売上手
ディズニーの名作を実写化した映画「シンデレラ」が絶好調だ。先月25日の公開以降、興行収入トップを独走。その勢いはGW以降も衰えず、週間ランキングでV4を達成している。
集客の起爆剤となったのは、ずばり、昨年の大ヒット映画「アナと雪の女王」の同時上映だ。前回の続編という位置づけで「エルサのサプライズ」を新たに製作し、「シンデレラ」が始まる前に7分間のチョー短編が流れる。吹き替え版では引き続き、ブームの立役者である松たか子や神田沙也加といったお馴染みの声優陣が集結。♪ありの~ままの~と歌うことはないが、アナ雪ワールド再びでファンを裏切らない。
その甲斐あってか、ツイッター上には子連れ観賞ではない若い女性たちが、“アナ雪”の吹き替え版見たさに字幕か吹き替え版か、はたまた、両方見るかと悩むつぶやきがワンサカ。「『アナ雪』の続編効果は絶大。最終的な興収は50億円以上のポテンシャルがある」(映画ジャーナリストの大高宏雄氏)という。
もっとも、本編である「シンデレラ」の出来栄えも特筆すべきもの。