ぶっちゃけの指原、淡々の篠田に見るAKB“バラエティー力”
さらに先週金曜は特番「しあわせニュース2015」(NHK)の生放送で、あの桂文枝師匠とコンビでMC。空気が読めない女子アナのように張り切ることなく、落ち着いて役割をこなしていた。
思うに、篠田は頭がいい。まだ22歳の指原のように「うれしい~!」とか「すごくないですか!?」と感情を爆発させることはなく「しあわせ投票は締め切りま~す。みなさん、ありがとう~」と淡々とMCを務められる。その冷静さは「カンブリア宮殿」などの小池栄子的な印象だ。「麻里子さまのおりこうさま!」(11~14年)という5分番組を持たせてから、30分のバラエティー、さらに特番MCとトークの幅を広げさせてきたNHKは、その能力を買って、司会として大成させたいのかもしれない(少しずつ広げるために特番ではまだ控えめな役割?)。
ツンデレ(古い!)というか、冷たくて上目線的だった篠田ももう29歳になり、角がとれてきた。アイドルらしからぬ長身(168センチ)8頭身の美形で、情報番組のMCに進出してもらいたい。
AKBのOGといえば女優班は前田敦子、大島優子、バラエティー班のさきがけが篠田か。指原&篠田のS&Sのトークに期待。あまり民放のバカ騒ぎバラエティーで、すり減ってほしくはない。
(作家・松野大介)