7組出場、司会者10年連続 ジャニーズ独占「紅白」に異論
コラム【桧山珠美「あれもこれも言わせて」】
NHK「紅白歌合戦」出場者が決定したが、ジャニーズ勢の多さにドン引きだ。
V6にTOKIOにSexy ZoneにSMAPに関ジャニ∞に嵐、そして近藤真彦と全部で7組。一昨年、50回出場を最後に「後進に道を譲る」と勇退したサブちゃんも、自分の思いとは裏腹にジャニーズ枠を1つ増やしただけと知り、さぞやがっかりか。
司会者を見ても2006年の中居正広から嵐、そして今回のイノッチ(井ノ原快彦)と10年連続ジャニーズ所属タレントで、ジャニーズ内でタライ回し状態。ジャニーズによる「紅白」乗っ取られ感がハンパない。
SMAP、嵐あたりはまあいいとしても、あとはじゃんけんで勝った1組が出るくらいでいいのでは。限られた出場枠を1つの事務所がいくつも独占するのは由々しき問題だ。
TOKIOも関ジャニ∞もバラエティーで活躍しているが、それとこれとは話が別だし、Sexy Zoneの歌なんてほとんど耳にした記憶がない。ヒット曲を出してから出直してきなって感じ。V6がデビュー20周年、近藤真彦がデビュー35周年だそうだが、そんなの知らんがな。今年は2年ぶりにフジテレビ系で大晦日に「ジャニーズカウントダウン2015-2016」を生中継するらしい。だったら、そっちで盛大に祝えばいい。なにも、国民的歌番組でやることはない。