ホスト狂いが借金地獄に…女医・脇坂容疑者の“転落の軌跡”
9日、診療報酬詐欺容疑で逮捕されたタレントで医師の脇坂英理子容疑者(37)。一連の指定暴力団「住吉会」系組長らによる診療報酬不正受給事件で、脇坂容疑者は詐欺容疑で再逮捕された歯科医の重松武容疑者から不正請求に協力する患者を紹介され、自身のクリニックで2年間に約7000万円の診療報酬を不正に請求したとみられる。
脇坂容疑者が院長を務めていた「Ricoクリニック」は12年に千葉県船橋市にオープン。1階には重松容疑者の歯科医院があった。13年には東京都目黒区に移転するも、14年から家賃と管理費の滞納を続けて民事訴訟で敗訴し、同年末に貼り紙一枚で突然休業。契約者への返金もないまま、昨年5月に閉院していた。
脇坂容疑者はキャバ嬢のような風貌とお下劣な言動で一時期はバラエティー番組に引っ張りだこに。「年収5000万円で貯金ゼロ」「ホストクラブで一晩900万円使った」「男性経験800人」と豪語して話題となった。品性のカケラもない雰囲気とは対照的に、家柄は由緒正しき華族の末裔。父方の先祖は豊臣秀吉の家臣として活躍した武将の脇坂安治で、明治維新後は「子爵」に叙されたというから意外である。