駆け出しの「ナイツ」を見守った 三遊亭小遊三の懐の深さ
実力派コンビ「ナイツ」の塙宣之(38)と土屋伸之(37)のふたりがお世話になってきた師匠は「笑点」でおなじみの落語家・三遊亭小遊三(69)だ。
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塙 2002年に漫才協会に入って内海桂子師匠の一門になり、5年後の07年に落語芸術協会にも入った。いっぱい寄席に出たかったから。
土屋 運営してる寄席が違うんです。漫才協会は当時、浅草の東洋館で月に10日間だけやって、落語芸術協会は浅草、新宿、池袋で落語家さんの寄席を一年中やっていた。だから、漫才協会として浅草に出ながら、落語芸術協会では“色もの”として出られた。
塙 それで小遊三師匠の一門に入ったんです。師匠を紹介してくれたのは事務所(マセキ芸能社)の社長(現・会長)。僕ら全然、テレビに出てない若手だったのに、師匠は初めての漫才師の弟子としてとってくれた。最初は協会所属の落語家さんの名前を覚えるのが大変で。みんな似たような名前じゃないですか(笑い)。
土屋 家系図みたいに表を作って覚えましたよ。誰が誰の弟子とか。