ドラマ「重版出来」で話題 若い編集者も読めない業界用語
数社の出版社で仕事をしている40代のフリーライターも、「僕も周囲の編集者も『でき』と言いますね。業界には20年以上いるけれど、若い編集者の中には『しゅったい』という本来の読みを知らなかったという人も多いですよ」と言う。
人気作家の小説などの装丁を手がけるデザイナーは、「漫画の『重版出来!』が人気になって以降、帯のデザインの際に『重版でき、という文字を入れてください』という注文が多くなってきたと感じています」と明かす。
出版業界では、他にもさまざまな専門用語がある。
「その形から『?』を『耳だれ』、『!』を『雨だれ』と言います。また、漢字を平仮名で表記するときには『ひらく』と言います」(文芸誌編集者)
「芸能記事を扱う週刊誌や月刊誌では、テレビや芸能界の業界用語が飛び交っていることもよくあります。0時をまわると『てっぺんまわる』と言ったり」(雑誌編集者)
みなさんの業界では、どんな専門用語が飛び交っているだろうか。