舛添知事“ナマ糾弾”に賛辞 NEWS23駒田アナの面目躍如
機内で熟睡し、「ハツラツと仕事したい」とシドロモドロに答える舛添知事に、「世の中に大変な仕事をもっている方はたくさんいて。我々がグレードアップする時は自腹で行います。知事には自分で払うという感覚はないのですか」と舌鋒鋭くせまり、星キャスターのお株を奪う活躍を視聴者に見せつけたのだ。
上智大の碓井広義教授(メディア論)が言う。
「『NEWS23』が新体制で初めての成果といえるでしょう。弁舌の徒である舛添さんからすれば、イメージ回復の場という計算があったでしょうが、駒田アナの鋭い切り込みがご意見拝聴の場にさせなかった。“社員アナウンサー”の立場でありながらも“金額ではなく感覚の問題”と突っ込んだ言葉のひとつをとっても、庶民の知りたい気持ちをきっちりと代弁。NEWS23に駒田アリという存在感を示したのではないでしょうか」
駒田アナは早大卒業後、TBSに入社して18年。これまで目立った仕事はないが、今年1月、SMAP中居正広(43)の冠バラエティー“金スマ”のどっきり企画で、酒癖の悪さを全国に露呈。酒にのまれて暴言を吐くだけでなく、先輩の安住紳一郎アナが遅刻の常習犯だとマジ切れするVTRも流れ、ネット上には「駒田 性格が悪い」などとディスる書き込みがあふれる事態になり、“酒乱アナ”の印象を与えてしまった。
世間ではダメキャラが浸透しているわけだが、今回は舛添本人を目の前にし、報道キャスター魂を見せつけた格好。酔った勢いでフリー願望も口にしていたが、遅咲きながら「報道のTBS」の看板番組でメーンを出し抜く存在に化ける可能性も出てきた。