奈良県出身の松井絵里奈 地方ロケでハマった日本酒の深み
飲んだのは缶チューハイとか、カクテル系のお酒。飲みやすいこともあって、結構クイクイ飲んじゃったから、後で聞いたら、「歌って踊って、すっごくハイテンションだった」って。後半はあまり覚えてないんです(笑い)。
■故郷の奈良県は日本酒発祥の地
20代の前半はやはり缶チューハイ系。それが地方での仕事が増えるにつれて、日本酒の奥深さを知り、プライベートで1週間ほど沖縄を旅行した時に、泡盛のおいしさとともに沖縄の人情に触れて、いろんなお酒を飲むようになりました。
私の故郷、奈良県は知る人ぞ知る日本酒発祥の地。お酒の神様でもある大物主大神を祭る大神神社が桜井市に鎮座する、日本酒にゆかりが深い土地柄です。ただ、PRがうまいとはいえず、伏見や灘ほど知名度がなくて、それがすごく残念。でも、おいしいお酒はたくさんありますよ。
たとえば、今年5月に企業PR誌の取材でお邪魔した、奈良市の奈良豊澤酒造さん。「豊祝」のブランド名で造っている8割以上が純米酒以上の「特定名称酒」。今も手づくりにこだわり、「大吟醸豊祝」は今年5月に発表された全国新酒鑑評会で、12回目の金賞を受賞されたのだそうです。取材中に試飲させていただきましたら、フルーティーな香りと口当たりの良さに驚かされて。後味もスッキリしていて何杯でも飲めそうでした。