現役感漂う風吹ジュン “奇跡の65歳”のナチュラルな色気
今月12日の誕生日に緑寿を迎えた女優、風吹ジュンが女盛りを迎えている。ドラマに映画に、その存在感をいかんなく発揮しているのだ。
今期ドラマの中で話題を独占している「やすらぎの郷」(平日12時半~、テレビ朝日系)では、石坂浩二(75)演じる主人公の妻役として出演。物語の要を担い、遺影写真としてもたびたび登場する20代の若かりし頃のグラビア写真がこれまた秀逸だ。
車の上にビキニ姿で横たわり、カメラ目線でアンニュイな表情を見せるワンショット。視聴者の目をくぎ付けにするその写真は、70~90年代に人気を博した男性誌「GORO」(小学館)に掲載されたグラビアカットで、「倉本聰先生の記憶をもとに制作陣が探してきた一枚。いわば、先生ご推奨の若かりし風吹さんの一枚です」(テレ朝制作担当者)。
年を取り、老いた姿も活写している。18日の放送回では、中年となった風吹が真正面から顔を窓ガラスに押し付け、鼻も頬も潰れた状態で「私ってキレイ?」と夫に問いただす怪演ぶりを披露していた。
コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。