暴露ネタだらけの芸能界で光る 往年スターの人情と礼節
「百恵さんはお見舞いか、電話で直接エールを送っていると思いますよ」と、ベテラン芸能記者の青山佳裕氏は言った。最愛の夫である二所ノ関親方(元大関若嶋津)が倒れた高田みづえさん(57)に対して、三浦百恵さん(58)が何らかの形で励ましの声を届けているとみているのだ。
「人間関係を大切にし、盆暮れの挨拶や年賀を欠かさないことで知られるのが百恵さんです。赤坂の『とらや』に自ら足を運んで、友和さんが仕事でお世話になったなどと、書き添えて付け届けをされる人ですから、歌手時代の後輩で、一番かわいがっていたみづえさんのことを心配しないわけがありません」
百恵さんが現役時代、横須賀恵のペンネームで作詞家としても活動していたのは、ファンなら今更の話に違いない。音楽関係者によると、その初期の頃、70年代末に作詞した「通りすぎた風」は谷村新司の作曲で作品になっていたものの、レコード化はされず、半ばお蔵入りになっていた。これをカバーし、83年にシングル曲として歌ったのがみづえさん。「あなたは小さいんだから、もっと前に行きなさい」と、ステージでみづえさんの背中を百恵さんが押したといったエピソードもあるという。