受験にはいいところも 東大生のすごさは“学力”より“馬力”
西野さんの周りには、新しい仕組みを考える仲間がいる。もっとも多いのが東大出身者で、いつも「東大すげえ」と感心するそうだ。それは何も「勉強ができる」からではない――。
やっぱ僕、「学歴超すげえ」と思っていて、一緒に通貨つくったりなんかするほわっとしたチームがあるんですけど、「次、僕こんなことしたい」「あんなことしたい」っていう仲間の最終学歴で一番多いのって東大なんですよ。
僕が「東大生すげえ」って言うと、彼らは「ピンからキリまでいるよ」って言うんです。でも僕らなんかからすると、「すげえな」って思う。
頭いいか悪いかは確かに個人差あるかもしれないですけど、単純に体力があるんですよ。馬力がある。みんなが「ああもう疲れた」って休むところ、もうあと30分頑張れるとか、あと1時間机の前に座ってられるとか、気になったら直接その現場まで調べにいくとか。それはやっぱ鍛えられたんだろうなと思いますね。
手放しでもろ手を挙げては、いいですとは言えないですけど、やっぱり受験っていいところが多いですよね。