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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

「転職オッケー」「副業オッケー」で肩書きを利用する

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 何かの番組がキッカケで、「芸人を辞める」みたいなことがあったんですね。まあ、肩書に興味ないので、ノリで全然芸人を辞めてもいいと思っているし、確かその日に肩書が「絵本作家」になったんですね。肩書を変えたところで活動が変わるわけではないので、本当にどうでもいいんです。

 絵本作家になった翌日に、たまたま「パインアメ特命配布主任」になるみたいな企画で肩書のようなものをいただいたので、2日間でポンポンポンと肩書を3つくらい異動させたんですね。そのときに「肩書をコロコロ変えるな」という批判が起こりました。

 ここで批判してまうのは、かなり危険な思考だと思います。ものすごいスピードで職業ごとなくなっていくこの時代に、肩書を変えることを悪としてしまうと、それによって首が絞まる人がたくさん出てきてしまうからです。

 例えば、“数年後になくなる仕事”としてよく挙げられる銀行員さんの中には、生き残るために転職を考えている子もいるでしょう。その時に、転職することでバッシングされる風潮ができていたら、この子、すごい苦しいと思うんです。

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