著者のコラム一覧
西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

MCの先輩に女を紹介するなら先輩ごとバンと抜く方がいい

公開日: 更新日:

会社は辞めた方がいいと思わない

 自分がプロの絵本作家さんに勝とうと思ったとき、勝っている部分ってどこかなと思ったら、画力は負けている。出版のノウハウもコネもツテもない。結局負けていることだらけだったんですけど、一つだけ、時間なら勝っていると思って。一つの作品を描くのにかけることのできる時間のことです。

 プロの人っていうのは、短いスパンで作品をポンポンと出さなきゃいけないけれども、僕は絵本が収入の柱じゃなかった。収入源はやっぱりお笑いだったので、絵本に極端な話、4年とか5年とかかけることができるんです。

 なんかよく、「会社辞めてイラストレーター一本で勝負しようと思うんです」みたいな相談を受けるんですけど、「え? でもイラストレーターになったとして最初は食っていけないけど、どうすんの?」って言うと「バイトします」って言うんです。

 いや、バイトするなら会社に勤めたままで、仕事から帰ってきて余った時間で絵を描くとか、土日で絵を描くとかってやれば、絵本作家にできないような時間のかけ方、たとえば一つの作品に10年かけることだってできるし。それはサラリーマン兼イラストレーターの人にしかできないから、一概に会社辞めた方がいいとは僕は思わない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に