今度は山口智子…キムタクに必要な共演者頼みからの脱却
60年代、歌謡界を席巻したグループサウンズ(GS)はボーカルが人気の一面を握っていた。「タイガース」には沢田研二、「テンプターズ」には萩原健一という代表的なボーカルは、歌唱スタイルに加えてビジュアル面でファンを魅了。GS人気を支えた。GSブームと入れ替わるように出てきたのが「ジャニーズ」を中心としたアイドルグループ(AG)。GSとの差別化を図るように、当時のAGは楽器を持たず歌と踊り。また突出したボーカルを置かず全員が違った個性を持つスター候補者だった。結果、「俺が一番」と、グループ内のライバル心が増すのが自然。先週放送の「金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)にゲスト出演した保阪尚希は、司会の中居正広(45)がSMAPデビュー当時、「俺どうしよう、だってさー、木村(拓哉)に見た目じゃ勝てないじゃん」と相談されたと明かした。中居は自信のあった踊りに重きを置いて対抗したという。
「グループはソロになるための手段」といわれるアイドル界。グループ活動はソロの準備期間。まずは仲間内でのライバル争いが始まり、その差が表れるのがソロになったとき。中居は踊りではなく天性のおしゃべりを磨き今や司会の第一人者。現段階では元SMAPで一番の勝ち組になった。