著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

実力か人気か スポーツと芸能で対照的な“絶対王者”の条件

公開日: 更新日:

 数々の感動を生み国民を熱狂させた平昌五輪。日本は13のメダルを獲得。メダリストの顔はメダル以上に輝きを増していた。人気も羽生結弦を筆頭にヒートアップ。なかでも初の銅メダルに輝いたカーリング女子の注目度は増すばかり。

 流行語大賞確実といわれる「そだねー」と飾らない北海道なまりとアイドル並みのこぼれる笑顔が最大の魅力。「癒やし系アスリート」とも呼ばれ、帰国後の番組出演頻度は一番。今後も「テレビ、CMから引っ張りだこになるのは確実」といわれている。こうした人気も苦労と努力を積み重ね、実力をつけてメダルを獲得した結晶である。スポーツ選手は実力を認められて人気が出る世界。

 それは芸能界にも当てはまる。先日、大杉漣さん(享年66)と左とん平さん(享年80)が相次ぎ亡くなった。2人とも「名脇役」と呼ばれていた。オーディションを受け不合格になるなど、多くの挫折を味わった苦労人でもある。映画関係者の話。

「役者を目指しても簡単に売れる世界ではない。食べていくのも苦労する。それが開花した時、苦労した分、味のある貴重な役者になる。2人ともそんな役者でした」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に