G・オールドマンの元妻 「DV男に主演男優賞」と痛烈皮肉
日本人初の米アカデミー賞「メーキャップ&ヘアスタイリング賞」受賞作品となった映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」。辻一弘氏(48)による特殊メークによってチャーチル英元首相に大変身し、見事に主演男優賞に輝いた英俳優ゲイリー・オールドマン(59)の受賞には、批判も集まっている。
ゲイリーには2001年、3番目の妻で写真家のドーニャ・フィオレンティーノさん(50)に暴行を加え、精神的・肉体的に虐待したとして訴えられた過去があるからだ。
ドーニャさん本人も、今回の受賞は、女性に対するセクハラや虐待を許さないとする最近の風潮に逆行するものだとしたうえで、5日、米情報サイトTMZにこんな毒のある言葉を吐いている。
「おめでとうゲイリー。それに1人じゃなくて2人の虐待男に賞を授与した映画芸術科学アカデミーにもおめでとうと言わせてもらうわ。少しは進歩していると思っていたのに。#MeToo運動はどうなってしまったの?」
ドーニャさんは01年に、2人の幼い息子の前でゲイリーから電話の受話器で顔面を殴られたと告発。また、ゲイリーがアルコールと麻薬に溺れ、買春もひんぱんに行っていたとも暴露して、同年、離婚した。しかし当局による捜査の結果、ゲイリーは不起訴となり、泥沼の法廷闘争の結果、2人の息子の親権も手にしている。