20代でアルコール依存症 林マヤが語るトップモデルの重圧
かつて世界のトップモデルとして活躍した林マヤさん(60)。今はタレント業のかたわら、茨城で有機農法にたずさわっているが、転機になったのはお酒だった――。
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実は20年以上前はアルコール依存症になっていました。おいしいから飲むんじゃなく、精神的に追い詰められて「飲まなきゃやってられない」状態。ホント、すさんだ生活でしたね。
それは、もとをたどればパリコレクションのトップモデルだった20代に行き着きます。80年代後半ですね。当時は日本中がそうだったけど、私自身もすっごいバブリーでした。売れっ子モデルは1ステージ数十万円から、トップにもなると100万円単位のギャラ。しかも、1日に何カ所も掛け持ちできるのね。だからパリコレシーズンの2、3週間だけで数千万円単位稼げたんです。
私もそんなモデルのひとりで、コレクションのない時は仏版「マリ・クレール」などの高級ファッション誌のモデルをしてましたから、毎月どれだけ収入があるのか自分自身でもわからない。パリコレに行くまで日本ではカツカツの生活をしてたのが嘘みたいに、お金に不自由しませんでした。