20代でアルコール依存症 林マヤが語るトップモデルの重圧
毎晩のように高級ホテルのスイートやフロアごと貸し切ってパーティーを開き、ドンペリをポンポン、ケースで空けてましたもん。自分が主催しなくても、友達や知人のパーティーに誘われるし、モデルはクラブやディスコは顔パス。お酒の誘惑は本当に多かったですね。
その一方で、トップを維持するのはとっても大変なの。次から次へと新人のモデルが世界中から集まってくるので、そんな中で生き残っていくのはステータスである半面、常に大きなプレッシャーを背中に抱えているわけですから。しかも、年齢を重ねるにつれてトンがったニューモードから少し控えめなお洋服を着るように指示されたり、納得できない部分も増えてきたりしてね。そんな精神的な重圧を忘れるにはお酒に逃げるのが手っ取り早かったんです。
■1億円の借金を苦に、心中しようと樹海に……
30代になり、日本をベースにし始めて、少し精神的に余裕ができたけど、お酒は相変わらず。毎晩どこかで飲んで泥酔して帰宅って生活がずっと続いてました。
それでも仕事はモデル以外にタレント業も大忙し。その勢いで91年にはジャズ歌手としてデビュー。ところがこれが大失敗。CDがまったく売れなくて、トータルで1億円もの借金をこさえちゃった。でも、そんな大金、すぐに返せるわけないじゃないですか。