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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

標的は「西郷どん」か 池上彰“現代史番組”のお手並み拝見

公開日: 更新日:

「日曜ゴールデンの池上ワールド 池上彰の現代史を歩く」(テレビ東京系)が日曜ゴールデンに登場。8日の初回は「北朝鮮問題はなぜ起こったのか? 朝鮮戦争はまだ終わっていない!」と題した3.5時間の特番だった。出演は池上彰ほか助手に相内優香アナ、一緒に現代史を歩く“旅人”に宮崎美子小島瑠璃子、元NHKの宮本隆治。

 宮本と池上はNHK時代の同期で、まずはその2人が「1968年日本現代史の現場」を歩くということで池上が青春を過ごした神田神保町へ。

 55年創業の喫茶店「さぼうる」で、お互いの初対面での印象や思い出話を語り合った後、古書店やレコードショップを歩き当時に思いを馳せる。

「学生運動」について池上はコメントを差し控えるといい、宮本は体育会系だったので学校を守る側でバリケードを撤去したことがあると告白。おじさん2人の思い出話は興味深いものだった。

 神田神保町の次は朝鮮半島へ。宮崎とこじるりを連れた池上は北緯38度線付近を歩き、朝鮮戦争がなぜ始まったのかなどを解説。スタジオでの収録部分がないのでわかりにくかったり、説明不足の点は宮本がナレーションをつけることになっている。宮本を推薦したのは池上で、これも同期の麗しい友情か。

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