「嵐」も失速感…避けられぬ経年劣化でジャニ帝国決壊寸前
■増える脱退&結婚
それでなくてもジャニーズ事務所は過渡期にある。ジャニー喜多川社長(86)とメリー喜多川副社長(91)から、メリー副社長の長女である藤島ジュリー景子副社長(51)をトップとする新体制へと移行中だが、これもスムーズにいっているのか極めて不透明だ。
「ジャニーさんは帝劇などでの公演を演出し、若手の育成に今も全力であたっていますが、会社社長としてはもうトップを退いた気持ちなのか、何かあっても『うん。それでいいんじゃない』と素っ気ない。メリーさんは今もピンピンしているのですが、SMAPの騒動で渦中となり、世間から叩かれて以来、表舞台に出るのが嫌になって裏に引っ込んでしまった。相変わらず口うるさく、文句ばかり言っていますけど、ジュリーさんを立てて見守るポジションに退いている。ジュリーさんはSMAPや嵐に続く新たな人気アイドルグループを何とかつくりだそうとしているのですが、そう一朝一夕にはいかずにいますよ」(前出の担当記者)
この春にCDデビューしたキンプリこと「King&Prince」のほか、ジャニーズJrによる新生ユニット「東京B少年」と、若手グループはいくつもいて、「ジャニヲタ」と呼ばれるコアなファンを中心に人気を得ている。だが、それが全国区となりお茶の間に浸透するほどの人気かというと、難しい。