ジワジワ人気の方言ソング「ドッキンコちゃん」って何?
東北弁が印象的な「おらおらでひとりいぐも」(若竹千佐子著)が第158回芥川賞となるなど「方言モノ」がちょっとしたブーム。そんな中、東北訛りのデュエットソングが話題だ。昨年リリースされた「ドッキンコちゃん」のこと。
♪オラッコはみ~ちゃんにほれたんだよ
♪体がブルブルふるえただふるえただ
ラテン調の曲にこんなフレーズが乗った明るい恋愛ソングである。歌っているのは「のりチャラひで」。「ひでさん」こと箱山秀樹(67)と「のりちゃん」こと大柳のり子(67)のコンビで、元テイチクレコード歌手だったひでさんは、還暦を過ぎて再デビューを果たした。42年前の最初のデビュー曲が「ドッキンコ」で、当時はソロで歌っていたが、それをデュエットにしてもう一度、世に出したのだ。
「大ヒット曲『麦畑』のおよねさん(杏しのぶ)はテイチク時代の同期なんです。彼女のように私の『ドッキンコ』をいつかデュエットで歌いたいと思い、ずっとパートナーを探していました」(ひでさん)
白羽の矢が立ったのは、ひでさんのカラオケの教え子だったのりちゃん。青森出身で東北訛りができるうえ、いくつものカラオケ大会で上位に入る実力を見込んだそうだ。