著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

気さくな人柄で氷室、米米、ブルーハーツら後輩に慕われた

公開日: 更新日:

 80年代初頭にブレークしたRCサクセションは、社会的にロックの位置を確立し、他のロックバンドへ影響を与えるまでの存在となった。

 デビューしたが、なかなか芽の出ない氷室京介(57)が、故郷の群馬県に帰ろうとしていた時期にRCのライブを見てもう一度やり直そうと決意。これが新バンド(後のBOO/WY)の結成につながったといわれている。氷室は「清志郎さんがいなければ、俺たち後続のボーカリストは目印を失っていた」と忌野のことを語っている。

 フジロックフェスティバル(97年~)の10年以上前、全国で野外ライブが多数開催され始めた。RCはライブの王様と呼ばれ、トリを務めることが多かった。

「爆風スランプ、米米CLUB、バービーボーイズ、吉川晃司、ザ・ブルーハーツ、当時の若手バンドの彼らとは80年代の夏フェスでよく一緒でした。清志郎さんが一歩楽屋を出ると、彼らにすぐ囲まれる(笑い)。挨拶にやって来るんですが、そのままステージ裏の芝生かなんかに座って話し込むこともありましたね。今のような巨大化夏フェスではなく、のどかなものです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  2. 2

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功が休養でテレビ業界大激震…キー局編成関係者「いずれ番組の打ち切り話が出てくる」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  1. 6

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 8

    【動画あり】イケイケ国民民主党に“パワハラ問題”噴出!女性衆院議員からの罵倒叱責で体調不良に…4人も離党の異常事態

  4. 9

    “現代の遊女”吉原のソープ嬢はNHK大河ドラマ『べらぼう』をどう見ている? 地元は特需に沸く

  5. 10

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ