93歳で「渡鬼」新作執筆 橋田壽賀子さん“超老人力”の秘訣
そう、ベテランの芸能記者は感心していた。
■「やはり魚より肉」
2016年には雑誌のインタビューで「認知症になったり身体が動かなくなったりしたら、安楽死したい」とコメントし、物議を醸した橋田さん。TBSプロデューサーだった夫の岩崎嘉一氏と1989年に死別し、熱海で愛犬と暮らしていたが、88歳ごろになって、自らの死について考え始めたそうで、「私には家族も心を残した人もいませんから、寝たきりになったり重度の認知症になったりして、人に迷惑をかけてまで生きていきたくない。ただそれだけです」などと、安楽死発言の真意を説明していた。
もっとも、18年現在まで、寝たきりにも認知症にもなっていない。ドラマの一シリーズの脚本を書き終えるたびに、自分への褒美にと、楽しんできた世界一周の船旅は今も続けているそうで、今回の脚本は「お船の上で16日で書きました」と語った。
この素晴らしい現役力、いや“超老人力”の秘訣はどこにあるのか。「長生き女子は“肉食系”?」との一部雑誌の13年の連載では、橋田さんのこんなコメントが掲載されている。