安室ラストライブに登場 伝説のバンド「モンゴル800」の今
そういえば、やはり沖縄が生んだ、これぞ“伝説”のロックバンド「紫」も地元に残って活動している。
そんなモンパチの思いは、02年の頃と少しも変わらない。当時、マネジャーが本紙にこう語っていた。
「3人とも学業優先(当時は大学生と専門学校生)のため、活動は土日や夏休みなどに限られます。流行に鈍感というか、携帯電話もつい最近になって持ったほどです」
取材翌日には宮古島農協新館ホールでライブをこなし、年末のNHK紅白出演も断ったほどだ。
「最近は基地問題も歌っていますが、ゴリゴリの反戦歌ではなく、『ひめゆりの詩』のように〈青空の下 友は逝った 鉄の雨に打たれて 忘れるな ひめゆりの詩を〉と、地元のおじー、おばーから聞いた素直な気持ちを歌っています」(地元メディア関係者)
そんな3人に気がかりが……安室との共演前に行うはずだった小樽、旭川、帯広、札幌のライブが先日の北海道地震で中止になってしまったのだ。
「余震や大規模な停電、交通機関の乱れなど安全面を考慮し、開催を見送りました。ただ、代替開催に向けて目下、調整中です」(所属事務所「ハイウェーブ」担当者)
東京の商業主義に染まらず、これからも沖縄からメッセージを発信し続けていってほしい。