好きな言葉1位 関西人はなぜ「なんでやねん」が好きなのか
関西人の好きな言葉は「なんでやねん」――。こんな調査結果が注目されている。
武庫川女子大(兵庫県西宮市)と阪南大(大阪府松原市)が、学生151人と高齢者ら66人の計217人に好きな関西弁と嫌いな関西弁を聞いたところ、好きの1位は「なんでやねん」。2位以下は「ほんま」「めっちゃ」「あかん」「あほ」の順だった。
これらの言葉の何が魅力なのか。県民性に詳しい「ナンバーワン戦略研究所」の矢野新一所長はこう分析する。
「『なんでやねん』はテレビでお笑い芸人が多用しているのが大きな理由。疑問を発することで相手の話をしっかり聞いていると語りかけていることも大きい。『ほんま』は明石家さんまの『ホンマでっか!?TV』で浸透したと思われます。『めっちゃ』は比較的新しい言葉で、嫌みのない可愛い語感が魅力です」
「あかん」は拒絶のマイルドな表現で、「あほ」は軽い相づちのようなもの。矢野氏によると、関西人にとって「バカ」は相手を否定する言葉なので、ソフトな雰囲気の「あほ」を使うという。