「今日俺」人気を真に支えた賀来賢人と三橋に共通する性分

公開日: 更新日:

■「叔母が女優の賀来千香子」という“看板”も不要

 賀来は「今日俺」の番宣のために、積極的にバラエティー番組などにも出演。あるトークバラエティーでは、17歳の頃から大学時代までは友達がおらず、人見知りでずっと「ぼっち(1人ぼっち)」だったと告白。“ぼっちじゃないアピール”をするために、相手がいないのに電話をするフリをしていたとも明かしていた。

 前出の松本氏が続ける。

「賀来さんはすっかり板についたコメディアンぶりから能天気なイメージも持たれがちですが、陽気に見えるけど、真面目で、器用に生きられるタイプじゃないのでしょう。『今日俺』の公式リレーブログで、最終回を迎えた気持ちを〈このメンバーでドラマを作れて本当に良かったと感じています〉と、真面目な言葉でつづっていたのも印象的でした。卑怯でお調子者に見えるけど、実は熱いヤツという三橋のキャラと、根っこの部分で通じるものがあるような気がします。演技力の高さもさることながら、そんな賀来さんだからこそ、今回の三橋役が見事にハマったんだと思いますね」

 若手俳優の中では一、二を争う演技派でいて、佐藤二朗ムロツヨシとも渡り合えるコメディアン。「叔母が女優の賀来千香子」という“看板”も必要ない。賀来を今井のセリフ風に言い表すなら、「そんなヤツではあるが、そんなヤツでもある」といったところか。榮倉奈々もそこに惚れたか?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が