1歳年下フジテレビ社員の彼が“観劇デート”後の車中で…
その後、7歳年上の放送作家と結婚を考える付き合いをしていた頃は、若い子のいない郊外へ、ブドウ狩りやシイタケ狩りに出掛けた。真冬の富士山5合目へ行った時には、人影すらなかった。用心に用心をしていたから、週刊誌に載ることはなかった。テレビ局に伝わり、タレントに手を出したと、彼は坊主にさせられた。私が一時引退したときは、もう交際を隠さなくていいと思ったのだけど、数カ月で別れてしまう。つくづく男女のことは分からない。
地元埼玉に戻り、気のおけない仲間と遊んだ。男だ女だなど関係なく騒いだ。本当に楽しかった。もう色気も何もあったもんじゃない。東京での遊び仲間にはプロ野球選手もいて、ワンレンだボディコンだの女に鼻の下を伸ばす姿に情けないとゲキを飛ばした。その女の子たちは、目の前の灰皿が山盛りでも気にならない人種で、気が付けばスタイリストの女友達と2人、片付け当番になっていた。
「本当に女を見る目がないよね」などと慰め合い、カラオケで夜9時から朝5時まで歌いまくったりした。こうした日々がエッセー「これじゃあ結婚できないわ…」となった。