韓流ブームで黒字化 “世界一の店舗”目指すタワレコの挑戦
■韓流ブームはまだまだ続く
追い風に乗ったタワレコ。K―POPブームはこれからも続くのか。日韓芸能ジャーナリストの吉岡斗志氏が言う。
「BTSは原爆Tシャツ問題で紅白を逃しましたが、春先あたりからメディアへの露出が増えるかもしれません。先日は、2016年にリリースされた『血、汗、涙』のミュージックビデオの再生回数がユーチューブで4億回を突破。現在は日本のドームツアーの真っただ中で、2月中旬の福岡がラストです。BTS人気にあやかりたいメディアは多数ある。原爆Tシャツ問題への批判も収束しつつあります。人気面で影響なしと判断したテレビ局やCM、雑誌などが接触してくることでしょう」
女性グループも紅白に出場したTWICEのほか、HKT48・宮脇咲良ら日本人3人が所属するIZ*ONEもデビュー後は上々のすべり出しだ。
「IZ*ONEは韓国デビューから3カ月程度ですが、日本と韓国での人気はすでにTWICEに次ぐ2番目です。2月6日の日本デビューシングル予約購入者を対象にした今月20日のお披露目会には合計4000人が招待されました。とんでもない倍率だったといわれ、人気の高さがうかがえます」(吉岡斗志氏)
今後も、BTSの“弟分”「TXT」やTWICEの“妹分”「ITZY」が続々とデビューする。しばらく韓流ブームは続きそうだ。タワレコ渋谷店は“世界一のK―POPストア”を目指すそうだが、この戦略は吉と出そうだ。