著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「イッテQ」失速で激戦に…“日曜8時戦争”の行方はどうなる

公開日: 更新日:

 昨日も書店で「ママ~、金栗四三さんの本がいっぱいある~」と、上品そうなお子さまがその本を手に取っていた。

 ちびっ子に興味を持たれればしめたもの。親も追随する。親子で見ていた「イッテQ」の顧客をごっそり取り込めそうだ。

■テレ朝「ポツンと一軒家」は好調

 好調なのはテレビ朝日系「ポツンと一軒家」。平均視聴率も7回連続14%強と勢いがある。何よりスタッフが取材に行ってカメラを回し、所ジョージ林修はその映像を見ながら、ああだこうだと言うだけなので、タレントが海外を飛び回る「イッテQ」と比べれば制作費も安上がり。コスパは最高!

 一軒家に住む変わり者はどんなヤツか見てやろうという好奇心と、大自然に暮らす人への憧れ、いろんなものがまざって興味がそそられる。

■ダークホースはテレ東の新機軸「新幹線の窓から」

 ダークホースはテレビ東京系。「日曜ビッグバラエティ」という2時間枠で、20日は「新幹線の窓から見えた あの“変なの”何だ!?」。東京から大阪までの東海道新幹線A席の車窓から見える気になるものを調査する、いかにもテレ東らしい番組だ。「空から日本を見てみよう」の地上版といった感じ。この時間帯にぶつけたのは「ポツンと――」的なものの元祖はウチだというプライドか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース