ほぼ「絶対君主」吉本興業・岡本昭彦社長のコワモテ評判
宮迫らの会見についても、批判が収まらないのを見て「させてやる」と認めた後も「期日はこちらで決定する。それはこっちの権限だ」とし、宮迫らが弁護士を立てれば書面で「引退会見」もしくは「契約解除」の二者択一を迫る。さらに、「こちらで考えているQ&Aを練習してもらいます」と関係者を通じて要求していたというのである。
タレントには人権も自由も発言権も一切関係なし、逆らえば潰すぞ、と高圧的に支配しようとする姿はさながらブラック企業のワンマン社長、いや、ヤクザ顔負けの恫喝ではないか。闇営業問題も「放っておけば、世間は忘れる」「こちらから事を荒立てるな」という思惑も透けて見え、会社ぐるみでの隠蔽工作を図ったといわれても仕方ないだろう。
岡本社長は天理大出身。学生時代はアメフト部に所属していたそうで、吉本には91年に入社。ダウンタウンのマネジャーを務め、フジテレビ系「人志松本のすべらない話」など数々の人気番組でプロデューサーを務めた。今田耕司、東野幸治らも担当し、吉本きっての敏腕マネジャーであることは誰しもが認めるところだ。大崎洋会長と二人三脚でスポーツ部門の拡大や47都道府県「住みます芸人」プロジェクトなどに力を入れ、吉本興業ホールディングス株式会社の代表取締役社長にまで上りつめた。