吉本社長会見で連呼「ファミリー」比喩はなぜウサンくさい

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「ファミリーというと、マフィアの“血の結束”みたいなものを思い浮かべてしまいますが、現実の家族は強く結びついているとは限りません。家族VS家族とか、家族VS社会といった場面では一致団結するでしょう。ただし、それぞれが個人である以上、個別の利害があり、対立するケースは十分に考えられます。遺産をめぐる争いもそうですし、母と息子でも、結婚後に息子が妻の味方をするようになって関係が悪くなるなんてことは当たり前にあります。みんなファミリーの実情を肌身で感じているから、お互いにかばい合って協力する比喩に使われると鼻白むのでしょう」

 ファミリーは仲がいいということも、会社はファミリーということも、すべて幻想に過ぎないのだ。

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