業界の掟は通用せず…ジャニーズの覇権は今後も続くのか
だが、その規模は縮小し、覇権を掌握し続けていくのは難しいだろう。テレビに集約していた動画メディアは、ネットに食われ、衰退の一途。闇営業騒動で、楽しんごが民放から干されても全然平気というようなコメントをしていたが、これまでの業界の掟は通用しなくなっているのだ。
日本の芸能界は昭和の時代から、ほんのひと握りの大物が牛耳り、動かしてきた。故・ジャニー喜多川氏もそのひとり。ジャニー氏の死去など世代交代は待ったなしで、業界相関図は一新されようとしている。
男性アイドルやアイドルグループがジャニーズの独壇場だったのは、他の事務所がデビューさせても、テレビに出る機会がなかったせいだ。ところが昨年末の紅白に初出場した「純烈」のように、このジャンルへの規制はもはや過去の話。
2・5次元アイドルといった新種も出てきている。2次元とはアニメのキャラクターのことで、3次元の世界の声優や俳優がそれになりきってライブを行ったり、現実のアイドルが声優になったり、逆にアニメの中で活躍していたりする新ジャンルのことで、このあたりから、ジャニーズをしのぐ人気男性アイドルがいつ出てきてもおかしくない。