著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

東出昌大の不倫騒動「許せない」オンパレードへの違和感

公開日: 更新日:

 世の中どうかしているんじゃないかと本気で心配になるのが東出昌大不倫騒動だ。「妻が妊娠中の浮気は許せない」「3人の子どもの育児を妻に押し付けて、自分は遊び歩いていたのは許せない」「相手が若い女とは許せない」と「許せない」のオンパレード。

 義父・渡辺謙がちょっとツイートしただけで、「こんな時にのんきにツイートか!」と言われ、そのせいで渡辺はツイッターのアカウントごと削除したという。すねに傷を持つ身とはいえ、とんだとばっちりである。

 それにしても、よその夫婦のことに、よくもそこまで熱くなれるもの。友人は今回の一件で妻の監視が厳しくなり、スマホのチェック当たり前、ロックを掛けようものなら痛くもない腹を探られて面倒だと嘆いていた。

 報道によれば、杏も東出のスマホをチェックして決定的な証拠を見つけたらしいが、こういうケースでは夫のスマホを見るのは仕方がないという認識なのか。夫婦のことは夫婦にしか分からないもの。東出が悪いのは当然としても、よってたかって糾弾し、擁護するような発言をしたタレントや番組にまでその矢が飛んでくる。集団ヒステリーの行きついた先に何があったか。思い出したくない過去ではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された