コロナでバイト5人に「暇」でも飲食店経営にこだわる理由
「イシモッチャンが頑張っているのを、何で俺らがつぶさなきゃいけないの。バイトは来たいときに来ればいいよ」
大げさじゃなく、このサポートがあったから、いまのボクがいます。その恩返しとまではいかないまでも、同じいばらの道を進む後輩たち、下積みの芸人や舞台女優、ダンサー、歌手のタマゴたちにバイトしてもらっています。
名札に芸人志望は「芸人」、俳優志望は「俳優」とつけ、常連さんに覚えてもらったりして。今回は、いま働いてもらっている5人に「暇」を言い渡してしまいました。本当に合わす顔がないのに「頑張ってください」と言ってくれた彼らのためにも、闘うだけ闘いたい。
「努力して叶わないことはない。苦労に直面したときに、その苦労にどう向き合ったかによって、その人自身の生き方、考え方が定まっていく」
故・野村克也さんの言葉です(笑い)。こんな時だから、皆さんと一緒に苦労に向き合ってみたい。このままではあと2カ月、持つか持たないか。ギリギリの実情をご報告させていただきます! =つづく
(構成=長昭彦/日刊ゲンダイ)