内海桂子さん行きつけ店でのお誘い「あんたも一献どう?」

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 女流漫才師「内海桂子・好江」のコンビで人気を博し、1997年の好江さん死去後も現役最年長漫才師として活躍してきた内海桂子さんが22日、多臓器不全のため亡くなった。97歳の大往生だった。

 内海さんが2010年に始めたツイッターはフォロワー49万人という人気ぶり。乳がん、緑内障などを患い、満身創痍の状態だったが、晩年まで浅草の演芸場「東洋館」に立ち続けた。日刊ゲンダイは内海さんに元気の秘訣を教えてもらおうと2年前に取材させてもらった。舞台での張りのある声、シャキッと背筋が伸びた姿にも驚いたが、舞台後に内海さん行きつけの浅草の老舗洋食店「ヨシカミ」に同伴させていただきさらにびっくり。カリカリのフライドポテトと肉汁がジュワッと広がる名物のカツサンドを肴に日本酒をグイグイ。“アラ100”の衰え知らずの食欲に驚かされた。

 そんな内海さんは「あんたも一献どう?」と笑いながら勧めてくれたが、日中だったこともあり、泣く泣くお断りしてしまった。もし、あのお酒を一口でもいただいていたら、今頃、内海さんのようにパワフルになれたかと思うと悔やまれる。

(日刊ゲンダイ・岩瀬耕太郎/日刊ゲンダイ)

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