鬼滅の刃「紅蓮華」は“エヴァ超え”も国民的アニソンへの壁
都内のカラオケ店店長は「いかにも『残酷な――』を歌いそうな30代後半から50代前半ぐらいのサラリーマン客がコロナ禍で減った。ここ数カ月のカラオケは若者中心になっていることがランキングに影響しているのかも」などと話していたが、このまま鬼滅ブームに乗って、「紅蓮華」は“エヴァ”に取って代わる国民的アニソンになれるのか? ただ、それには、ちょっとした“壁”もあるようだ。
「『残酷な――』がカラオケの定番アニソンになったのは、そもそもエヴァ人気もあったでしょうが、実は意外と曲の音域が狭くて、老若男女、誰でも歌いやすいということもある。オジサンも若者も一緒に歌って盛り上がれるから、アニメファン以外にも浸透していったのだと思いますね」(音楽誌ライター)
それに比べて「紅蓮華」は、かなり難易度が高いという。
「2オクターブ以上は軽々と声が出るぐらいの人じゃないと、うまく歌いこなせませんね。聞いて楽しむぶんにはいいんですが、年齢や性別に関係なく、幅広い層に歌い継がれていくかとなると……」(前出の音楽誌ライター)