橋本環奈の才は“奇跡の一枚”以前に是枝監督が見抜いていた
橋本環奈の意外な一面としては、けっこう読書が好きだという点が挙げられる。19年秋には文春文庫のイメージキャラクターに起用された。
インタビューのときに彼女から聞いた話では、もともと彼女に「本をたくさん読むといいよ」と勧めたのは、映画「万引き家族」で知られる是枝裕和監督だという。彼女は小学生の頃に、九州新幹線を舞台にした是枝監督の映画「奇跡」の福岡キャストのオーディションに合格して、映画に初出演している。
一般的にはアイドル出身女優というイメージが強いかもしれないが、実は「奇跡の一枚」で脚光を浴びるずっと以前に、カンヌ受賞監督に評価されていた彼女は、ヒロイン女優になるべくしてなったと言っていい。