大相撲11月場所 驚異の最高視聴率24.3% 理由は2横綱の休場
日本相撲協会の幹部たちも、目を丸くしているに違いない。大相撲11月場所は2横綱が初日から休場、2大関も途中休場、新型コロナウイルス感染防止で観客はまばらと、なんとも寂しい場所だったが、テレビの中継放送は大いに盛り上がっていた。
世帯視聴率は初日の13・3%からじりじりと上がりはじめ、千秋楽はとうとう20・5%と大台を突破、貴景勝が決定戦で優勝を決めた瞬間最高視聴率は24・3%を記録した。週間視聴率ランキングにも、15日間すべてが20位以内に入った。
「高視聴率の理由ははっきりしています。白鵬と鶴竜が出てないからですよ。コロナ禍前の今年初場所も好調だったんですが、この時も2横綱は中盤から途中休場でした。これに比べて、3月春場所は千秋楽に2横綱がぶつかり、白鵬が優勝したら、視聴率は12・3%と14日目に比べて3ポイント近くも急落しました。肘打ちのような汚い手を使ってでも勝とうとし、負けが込むとすぐ休場で逃げるモンゴル横綱に、相撲好きほどウンザリしているんです。彼らが出ないなら、テレビ観戦しようかなとなるんでしょうね」(大相撲リポーター)