大相撲11月場所 驚異の最高視聴率24.3% 理由は2横綱の休場
11月場所も前頭17枚目の志摩ノ海が最終盤まで大関に食い下がったが、今年は5場所(5月の夏場所は中止)のうち2場所で幕尻力士が優勝し、翔猿、炎鵬らの小兵が多彩な技で健闘するなど、相撲の面白さを味わわせてくれた。
スー女(相撲ファン女子)たちがリモートワークやリモート授業で、家で相撲中継を見ることが多くなっていることも、視聴率を押し上げているのかもしれない。彼女たちのお気に入り力士は、竜電、遠藤といったイケメン・さわやか系で、11月場所でも活躍した。もう、勝てばドヤ顔のおっさん横綱は「ムリ、ムリ!」なのである。
横綱審議委員会が白鵬、鶴竜に「注意」を決議し、「来年初場所に出てこなかったらもう後はないよ」と最後通告したのも、相撲人気のためにはかえって邪魔になっていると考え始めたからだろう。
で、来年1月10日からの初場所だが、新型コロナウイルス第3波の感染拡大に歯止めがかからず、芝田山広報部長は「今年の5月場所みたいになる可能性はある」という。中止だ。開催しても、観客は両国国技館の収容人数の半分の5300人しか入れない。