加藤小夏は若手女優界の“隠し玉” マドンナ的な眩しさ秘め
ルックスはクールな印象を与えるが、素顔の彼女は親しみやすく、よくしゃべる、柔和な雰囲気が印象的な人だ。彼女にインタビューで「自分の性格を楽器にたとえると?」と聞くと、「クールに見えるけど、しゃべってみるとそうでもなくて元気な私に似てるので、鉄琴」と答えてくれた(「girls!」vol.49)。
雑誌取材で初めて会ったときに雑談で誕生日が同じという話をしたことを覚えてくれているようで、彼女からいただいた年賀状には宛名の肩に手書きで「626」と3桁の数字(6月26日という意味)が書いてあった。そういうちゃめっ気も見せる。
若手女優には黒木華・浜辺美波・森七菜らのようにクラシカルで懐かしい感じがするタイプもいるが、加藤小夏の場合は、次期朝ドラ「おかえりモネ」でヒロインを演じる清原果耶と並んで、ちょっと未来少女っぽい。たぶん、タイムマシンで少し未来から来た女性の役を演じたら、すごく似合うはずだ。
混沌とした世の中にあって、明るい未来を期待したいからこそ、彼女のような存在感に新しさを秘めている女優が求められるはずだ。