黒田、有村昆…芸能人にとって不倫はドラマ以上のドラマ
初のスキャンダルがストーカー騒動にまで発展した不倫。私生活も知られていなかった実力派デュオの意外な一面を垣間見た気もするが、黒田が人気歌手になった背景にヒントがある。
コブクロは大阪の路上でライブ活動をしていたところを和歌山の実業家が惚れ込み、資金繰りなども含めサポートし、メジャーになった。「当初は事務所にも所属しておらず、テレビ局からのギャラの振込先が和歌山の信用金庫だった」ことが話題になったこともある。
想定外のプロ歌手として、実力を認められ急激に人気が出れば目の前に広がる景色は変わる。典型的な例が「モテる」ことだ。芸人の千原せいじが不倫発覚した際、いみじくも言った。「モテてしまった」と。言い換えれば「芸人人気でモテただけ」という意味だろう。
期せずして人気を博した黒田も想定外の景色の変化に戸惑った時期もあったろうが、そこにスキが生まれる。黒田の妻は16年前に結婚した元同級生。女性誌流に言えば「糟糠の妻」だ。3児の父親であることも忘れ、不倫にのめり込んだわけだ。不倫とは無縁そうな黒田だけに、ダメージは大きい。それでも黒田には歌という絶対的な武器がある。謹慎することなく歌で名誉回復を図るしかない。