「倍賞さんの女優としての幅広さがあると僕は思うんです」
鈴木敏夫が数ある倍賞千恵子の出演作で、一番印象深く残っている映画が、山田洋次監督の「霧の旗」(1965年)である。これは松本清張原作のサスペンス映画で、倍賞は復讐に執念を燃やすヒロイン・桐子を演じた。
■「下町の太陽」と「霧の旗」のヒロイン・桐子のギャップ
「当時僕…
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