学園祭2年連続中止が相次ぐ…コロナが生んだ伝統の断絶
コロナ禍のもと迎える2度目の6月。各高校では5月から7月にかけて学園祭を予定しているところが多いようですが2年連続中止というところもかなりあるようです。
私の母校は進学受験なんかよりもその日を楽しく過ごすのに必死のチャラチャラ刹那主義の学生ばかりでしたから、学園祭にかける熱量はハンパなかったです。クラスごとの前夜祭でのステージ発表や2日間にわたる教室でのお見合い企画やクイズ大会など趣向を凝らしたエンターテインメントを高校生ながらに連日夜遅くまで知恵を絞り取り組んだものです。ところが2年連続中止となると1年生で楽しんで来年は……と意気込んでた生徒はそのまま卒業。来年3年生の生徒は見たことないのでどうやっていいのか全くわからないなんてことが。コロナが生んだ伝統の断絶です。
断絶といえば飲食店、特に小さい居酒屋やスナックは休業を余儀なくされ、今までは常連客が「俺が行かないとあの店潰れちゃうから」なんて気持ちで行っていた店が、休業中に補償金をもらってると思えば再開後に足が遠のくなんてこともあるでしょう。補償金には容赦なく今後税金がのしかかり、思ったほど実入りが多くなかったお店は常連客を失い、お客も行きつけの店を失うなんていうあって当たり前だった日常が断絶されることが起きるのではないでしょうか。